年の初めからこけてしまってひと月遅れの発行ですm(__)m

2月号(へいせい10ねん2がつ1にち)

冬眠の季節

 以前から凶暴化して冬支度をしていたモモちゃん。ある寒い朝、いつものように飛び出してこないと思っていたら、冬眠モードに入っていました。
 リスは自然界では冬眠するのでしょうが、この冬眠により身体に負荷がかかるらしく、寿命を縮めるそうです。何度か小屋を叩いたり触ったりしていると冬眠からは覚めましたが、目は開かず、身体も思うように動かないようです。小屋からやっと這い出してきても、足元がおぼつかない状態で、ふらふらしています。
 カゴを日光のあたる窓のところに持ってきて、しばらく置いておきました。すると、数時間後、手を近づけただけで飛びかかってくるモモちゃんに復活していました。ほっと安心しましたが、ほんの僅かの時間だけ、さわり放題のかわいいモモちゃんだったので、ちょっと複雑な気分の飼い主でした。


外に出てきたもののおめめの開かないモモちゃん
リスの気持ち飼い主知らず


 相変わらず女王様気取りのぴっぴ嬢。ある晩、たくさんのティッシュを口にくわえて、「ぷふぷふ」と声を出して文句を言い、飼い主を呼びつけました。
 いつも欲しいものを口にくわえてねだるぴっぴ嬢。また巣に入れる新しいティッシュが欲しいのかと思って、飼い主は新しいティッシュを数枚入れてあげました。
 ところが、ぴっぴ嬢の不満はおさまりません。まだ「ぷふぷふ」と文句を言いながら、それでももらったティッシュを一生懸命口の中に詰め込んでいましたが、そのうち今度は小屋にガンガンと頭をぶつけ始めました。
 しばらくして、あんまり文句がおさまらないので見に行くと、小屋の入口がいつのまにか下になっていました。つまり、ぴっぴ嬢はティッシュが欲しかったのではなかったのです。
 小屋の回りを跳びはねて遊んでいるうちに、いつのまにか掛け金が外れて小屋が入れない状態になっていたのです。しかしそれに気づかず、あたりに散らばる巣材のティッシュ集め、そこで入れないことに気づいたのでしょう。入れないじゃないかと人間に文句を言っていたようなのです。
 それにしても、通常リスは滅多に声を出しません。今まで何匹かのリスを買いましたが、声を出して文句をいうのはこのぴっぴ嬢がはじめてでした。

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