型番PC-6053
ボイスシンセサイザー
定価14,800円

 なんと音声合成を可能とするオプションである。当時、音声合成を発声するというのはかなり大変だったので、このカートリッジを差し込むだけで、簡単にBASICで発声させることができるというのは驚くべきことだった。しかも、その発声は結構明瞭で、男性女性を選択したり、スピードを変えたりすることも可能だった。
 この音声合成は、2代目のPC6001マークⅡでは標準装備となり、その後のシリーズでは、なんと音階も付けて歌わせることまでできた。もっとも、正しい音階のはずなのに、聞いてみるとなぜか下手だったが。
 カートリッジ自体にスピーカーもついていて、ボリウムを調節することも調整できた。