型番PC-6051
タッチパネル
定価19,800円

 ジョイスティックポートに接続できるタッチパネル。分解能力は縦横ともに256。PC-6001のグラフィック解像度にはピッタリである。一番の特徴はやはり値段。こんな値段で画像入力を可能にしたのだから、すごいことである。
 当時のパソコン雑誌の記事で、パソコンでデザインの仕事をする人たち向けに、もっとグラフィック性能の高いマシンにこのタッチパネルを接続して使用できるようにするものがあったことを覚えている。それだけ衝撃的な周辺機器だったのだと思う。
 しかし、当のPC-6001でこれがよく使われていたかというと、そうでもなかった気がする。一緒に発売されたお絵かきソフトがイマイチだったせいかもしれない。
 なお、このパネルの左の方にある穴の空いた部分は定規で、タッチ面上部へスライドさせて垂直線や水平線(ただし穴の空いている位置のみ)を引くことができた。上に絵の描いた紙を置いてなぞることも想定されていて、紙の左右を付属のマグネットで固定することもできた。単純な見かけの割にはいろいろ工夫されている周辺機器であった。