第2号の後記には、杢琴舘聞集第3巻の予定はありませんと書いたのですが、1年ぶりで出しました。
どちらかというと、購入したばかりだった製本機(背糊がシートになっていて、熱で溶かすだけの簡単なもの。ただし、一般で買う人はまずいないため、それでもけっこう高かった)を使ってみたくて作ったというのが正直なところです。

短編ばかりですが、オルゴールをテーマとしたエッセイ1作品と、小説3作品を収録しています。
前の二つに比べるとかなり薄く、背糊がうまくつかず不良本がかなり出ました。
製本は、色紙の表紙に背糊を付けて両面コピーしたただけの簡単なもの。中の紙は、白のコピー用紙では裏が透けるのが気になるため、黄色のコピー用紙を使用してみました。しかし、結構濃い色のため、あまりいい感じには仕上がりませんでした。
2面分の両面コピーは、前の二つでも行っていましたが、この本では、表は1頁目と4頁目、裏は2頁目と3頁目という平綴じでコピーし、二つ折りにするという方法で行いました。もっとも、当時はもちろん、今でも平綴じで面付けをしてプリンターで出してくれるソフトがありのませんので(どこか安いソフトで出してくれませんかねぇ)、面付けは手作業で、セロハンテープによるものでした。
この作品集に収録されていたショート小説「オルゴール幻想」を読んでみたい方は、 を押して下さい。
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