記念すべき「工房 杢琴舘」の最初の作品集。
杢琴舘聞集は、山梨県の清里にあるオルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」のオルゴールに魅せられて作ったもので、オルゴールまたはテーブルウェア(ホール・オブ・ホールズはテーブルウェアの展示も行っている)をテーマとしたエッセイやストーリーを収録しています。(もっとも、テーブルウェアに関する作品はほとんどありませんでした)

オルゴールをテーマとしたエッセイ3作品と小説「オルゴールの町」を収録しています。「オルゴールの町」は、ヨーロッパのとある田舎町の物語。あるオルゴール職人の作るオルゴールが生み出すファンタジーです。
初めて布張りの装丁で本らしい作りに挑戦した本です。普通のコピー用紙に両面コピーをしたものですが、回数を減らすため、A4で2枚分を一度にコピーしています。
綴じはホッチキスで2ヶ所固定しました。
表紙は、まず紺色のブロード地を適当な大きさにカットして、プリントごっこでタイトル文字だけを印刷しました。インクが紙用だったため、透けた色になりましたが、ちょっと見た目には「ろうけつ染め」のようで、製作者としてはわりと気に入りました。その生地を厚紙に糊で貼り付け、さらに中身も糊で固定しています。
この作品集に収録されていたエッセイ「オルゴールってなんだ!?」を読んでみたい方は、 を押して下さい。
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